前回の語学堂シリーズに続き今回はソウル国立大学の語学堂について紹介したいと思います。
韓国最高峰の国立大学にして日本の東大にあたるソウル大ですが、日本人留学生には(特に短期留学)あまり人気がないような気がします。
それでもメジャーな語学堂に通うより、マイナーなところに通いたいという方や、韓国の大学(院)進学や就職を視野に入れているという方にはオススメしたい学校です。
目次
ソウル大学までの行き方
ソウル国立大学の正門です。ハングルで서울국립대학교の頭文字「ㅅ구ㄷ」をモチーフにして作ったそうです。
ソウル大まで行く方法はいろいろありますけど、地下鉄2号線のソウル大入口駅(ぜんぜん入口やない)で降りて、バスに乗り換えます。(もしくはシャトルバス)
ほとんどのバスが正門前まで行くのですが、キャンパス内に入るのは、5511番と5513番があります。どちらも正門までは行きますが、語学堂に行く場合には、5511番バスにのって経営学部前で降りるバスに乗れば近いです。
ただし、学期中の朝のバスはむちゃくちゃ混みます。なので私は駅から少し歩いたところにある750番バスに乗って正門で降りてました。(750番はめっちゃすいてます。)
この日は天気はすごくよかったですが、雪が残る冬のソウルです。これでもまだマシな方なのですが、雪が積もると命がけの移動になります(笑)
写真の右側にいくと図書館や工学部方面に、左側にいくと語学堂があります。
今もあるのかどうか分かりませんが、私が通っていた頃によくいっていたカフェです。コーヒーが1,000ウォンと格安だったので朝、余裕があれば買ってました。
正門近くの美術館の中にひっそりとあったんですけど、なくなってる気がする・・・
正門から歩いて行く場合、この道をひたすらまっすぐいきます。右側の建物が経営学部前です。バスで来る方もここら辺で降ります。
ソウル大学言語教育院
正門から歩いて5-6分ほどで語学堂に着きます。ソウル大学の語学堂の名前は「ソウル大学言語教育院」です。長いので語学堂と呼ぶことにします。
ソウル大の語学堂は新館と旧館があって、新館の方が教室はきれいです。ただし、どちらの建物になるのかは神のみぞ知るです(笑)
私が通っていた当時、5級の学生は新館、6級の学生は旧館でした。
建物の中にカフェがありますが、朝の授業前や休み時間はものすごく混みます。
授業全般について
ソウル大の語学堂というと、読解や作文が多いというイメージを持つ方が多いのですが、ほんとその通りです(笑)
じゃあ、まったく会話の練習がないのかというとそういうわけではなくて、やや読解に比重を置いた授業構成になっていたような気がします。
ただこれは4-6級の話で、1-2級は会話や文法を重点的に学習するそうです。
もし会話をたくさん練習したいというのであれば、西江大学や前回の記事でも紹介した韓国外国語大学をオススメします。
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食堂はけっこうおすすめ!
キャンパスが広いだけあって、食堂の数も豊富です。(その代わり大学周辺には何もありません)
韓国外大の食堂だと「安いけどメニューが。。」ってことが多かったのですが、ソウル大の場合、各建物にある食堂ごとにメニューが違うので選択肢が豊富です。
休み時間にはソウル大学のアプリを開いて、みんなで今日のメニューをチェックしていました(笑)
教室内でソウル大学の無料Wi-Fiが使えたのでよく開いてチェックしてました。まぁ、食事なんか何でもいいよって方はスルーしてください。。。笑
ソウル大の語学堂に向いている方
最初にも書きましたが、韓国の大学(院)に進学するという方や、就職を考えているという方はソウル大の語学堂で勉強するのがいいかもしれません。
逆に日本で就職するよという方や、勉強以外にもプライベートを充実させたいという方にはオススメできません。まず大学の立地条件が悪すぎるので、、
理由1:クラスの雰囲気
これは「運」という要素にも左右されるのですが、クラスの雰囲気はけっこう大事です。遅刻・欠席が当たり前のクラスより、みんな真面目に勉強しているクラスの方がいいですよね。
ここの語学堂にいる留学生の多くが大学進学を考えているっぽく、特にアジアから来ている留学生なんかそうで、こうした目的意識の高い留学生はほんと真面目に勉強してます。
しかも山の中にあるほんと僻地のキャンパスは、周囲に娯楽施設など皆無なので勉強に集中できると思います。逆に留学生活を楽しみたいという方にはぜんぜんオススメできない学校の一つかもしれません(笑)
同じ目的を持った環境に置くといい刺激を受けますし、あとあと人脈つくりにも有利に働くと思います。
理由2:図書館がすばらしい
さすがソウル大だけあって、図書館の蔵書は豊富なので色々な資料がおいてあります。
特に大学院進学を考えている人は、図書館の質は要チェックです。というのも修士論文を書く時に、資料が少ないと不便ですし、取り寄せるのも面倒だからです。
ちなみにソウル大の図書館は学生証がなくても、パスポートを提示すれば入館可能なので興味のある方は行ってみてもいいかもしれません。まぁ、場所が場所だけに行く気が・・・
理由3:ソウル大というブランド力が手に入る
韓国は日本以上に学歴社会です。ソウル大卒というのはやはり周りから一目おかれます。
私自身、ソウル大を卒業したわけでなく、研究員留学をしていただけですが、それでもソウル大に通っていたというブランドパワーはけっこう効いています。
なので韓国で就職するという場合、プラスに働く可能性はありです。
まとめ
このように書くとソウル大の語学堂に通えば、大学進学や就職ができると勘違いする人が出てくるかもしれませんが、残念ながらそれほど甘くありません。
語学堂に通う、ないしは卒業するのは、あくまで韓国語能力の向上であって、韓国語を使って次に何をするのかは本人しだいだからです。
韓国での仕事については別記事で書いてみようと思いますが、私が想像した以上に韓国で職を得るというのは厳しいというのが実感です。
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いずれにせよ韓国で働くためには韓国語を取得し、プラスアルファで自分にできることを模索していくことが先決でしょう。
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