海外留学

韓国へ留学する前によく考えよう|語学堂選びに失敗しない方法

韓国に留学すると決めた後、一番悩むのが語学堂選びではないでしょうか?

私は今まで短期・長期留学を合わせて4つの語学堂に通いましたが、どの学校もカリキュラムや教科書など色々な違いは存在しました。

で、どこが一番よかったのかというと、、全部よかったです(笑)

こういってしまえば元も子もないわけですが、正直、語学堂ってどこでも同じ韓国語を学べるじゃないですか。当たり前のことですが。

もしこの記事を読んでくれているあなたが「語学堂選びで悩んでいる」のであれば、下に書いた「物差し」が少しは役に立つかもしれません。

結論からいうと、、やっぱり◯◯が大事だと思います。

基準1 ソウル or 地方

韓国留学

おそらく8割方、ソウルにある語学堂にいくかと思いますが、中には喧噪な都会を離れて勉強したいという方もおられるはず。

ただし、大学付属の語学堂の数はソウルの方が多いので、まずはソウル内にある語学堂から候補を挙げてみたらいいと思います

地方にある語学堂としては、首都圏から近い水原や南の方だと大邱や釜山にも語学堂がありますが、やはり学費と物価がソウルに比べて安いので、留学費用を節約したいという方は検討してみる価値があるかもしれません。

地方の語学堂だと「施設がちょっと古い・・」という先入観がありますが、意外にも地方の語学堂の建物が新築だったってこともありますよ。

ちなみに学費を比較してみると

  • ソウル大学言語教育院  1,650,000ウォン
  • 慶北大学語学教育院   2,600,000ウォン(6ヶ月課程)
  • 釜山大学国際言語教育院 1,400,000ウォン

各語学堂のホームページに入って、ソウル、大邱、釜山にある国立大付属の語学堂を選び、入学金を除く1学期の長期コース(慶北大学は2学期制の集中コース)の学費だけを比較してみました。

1学期当たりの学費だけで比較すると、大邱にある慶北大学が安いですが、日本人率はかなり低く中国人がクラスの過半数を占めるのではないかと・・

ソウルと釜山だとそこまで変わりませんが、最近、どこの語学堂も値上げラッシュなのでそのうち200万ウォンの大台に到達するかもしれません。

基準2 日程

スケジュール

場所が決まったら日程を確認してみましょう。だいたいどこも似たような日程なのですが、特に大学の長期休暇を利用していくという場合、春休みや夏休みに開講している語学堂を選べば休学せずとも、少し授業をサボればいけちゃいます。

私も大学の冬休み中の2-4月に通いました。そのときは、韓国外大だけがこの時期に開講していてすごく助かったのですが、今は変わっています。残念。

韓国の語学堂の日程(長期コース)

多くの語学堂は春・夏・秋・冬の4学期制になっており、1学期の総授業時間は200時間。仮に1級から通う場合、6級を卒業する頃には、1200時間も勉強したことになりますね。(あまりいないと思いますが)

開講月ですが、だいたい韓国の新学期にあたる3月開始の春学期から、夏6月、秋9月、冬12月というのがオーソドックスです。

で、大学生の場合、どれも長期休暇中に通えないんですよーー なので通常は、3月や8月にある日本人向けの3週間からの短期コースに通うのですが、3週間だと短いし、長期コースに比べると割高感があります。

それでも、大学の長期休暇を利用して長期コース(正規課程)に通いたいという方は、成均館大の語学堂だと可能です。

成均館大学はなんと6学期制

韓国留学

HP: 成均語学院韓国語課程

上の表を見ての通り、成均館大は6学期制を採用していて、2学期と5学期がちょうど大学の長期休暇とかぶってるんです。

しかも授業時間は同じ200時間で、学費もソウル市内の語学堂の中では安上がりです。

その代わり、午後にも授業があるので放課後に自由時間が少ないというのはありますが、とりあえず1ヶ月間、みっちり韓国語を勉強したいという大学生の方にはオススメかもしれません。

ちなみに私はここの短期課程に通ったことがありますが、事務室の対応がしっかりしているという印象を受けました。

基準3 宿舎

韓国留学

最後に宿舎をどうするのか。これもけっこう大切だったりします。

例えば、寮に入りたい人は、外国人留学生向けの寮がある語学堂を選ぶことになりますし、さらに全員寮に入れるのか、抽選なのかという要素も検討してみないといけないですね。

一方で、寮じゃなくて下宿やワンルームで生活したいという人は、学校の近くに下宿やコシテルがあるのかも確認しておきたいですね。もちろん地下鉄やバスで通うって人は関係ないですが、学校から宿泊先が近い方が何かと便利です。(通勤時間はけっこう混むしね・・)

特に初めて留学するという方は寮が一番無難だと思います。ただ韓国の寮は2人部屋が基本なので、相方によっては不快指数が毎日上がるかもしれません(笑)

語学堂選びで必要ない基準

以上が、語学堂選びの主な基準になります。ここから後は学費を比較してみたり、カリキュラムを見比べてみたりするわけです。

そして次に語学堂選びで使わないほうがいい「物差し」も紹介しておきたいと思います。

①日本人比率

  • 「なるべく日本人比率の低い学校に通いたいんですが・・」
  • 「留学中は、日本人となるべく付き合わないようにしたいです。」

個人的に語学堂選びで日本人比率ってあまり意味がないと思います。「日本人が多いから韓国語を勉強しなくなくなる」というのは、よく考えると何か変ですよね。むしろ、クラスメートがオール外国人の方が自分としては嫌。。。

もちろん、授業中に日本語を話さないようにするというのは大事ですが、1日中、日本語を使わないというのも経験してみれば分かりますが、けっこうストレスがたまります。なんかの罰ゲームかよって思いませんか?

また、昔は穴場の学校とかありましたけど、最近はネットで調べれば色んな学校の情報を集めることができるので、(ソウル市内に限れば)日本人率はどこも似たり寄ったり。むしろ他国の留学生が増加した関係で、日本人留学生率は相対的に減っています。

なので賛否両論あると思いますが、あまり日本人比率を語学堂選びの基準にする必要はないのではと思います。

②学校の得意分野

よく「会話重視」とか「文法重視」と語学堂がカテゴライズされていますよね。

正直、あれってあまり意味がないと思うんですよ。語学堂がカテゴライズされているのは、もちろん学校の運営方針や力を入れている分野があるという理由も存在しますが、ビジネス視点でいえば、入学生を獲得するために差別化を図っているからとも言えます。

で、「会話重視の語学堂」という看板にひかれて、授業にさえ出ていれば会話力がつくと一種の「誤解」をしてしまっている人もいるのではないでしょうか。

当たり前ですが、語学というのは、結局「読み、書き、話す、聞く」の4つをバランスよく学ばないと使いものになりませんよね。私の場合、韓国人の友人と雑談しながら会話練習をして、学校で文法や読解を勉強するというスタイルをとっていました。

正直、家で文法とか読解とかほぼ勉強しませんでした。だっておもしろくないし(笑)

なのであまり学校の得意分野にはこだわる必要がないとは思います。それよりも大切なのは、「韓国に留学して何をしたいのか」だと思います。

まとめ

ここまで偉そうに書いておいてあれですが、語学堂の選択で一番大事なのは「目的」です。

もし「語学堂ってどこがオススメですか?」ってきかれたら、たぶん「あなたの留学目的って何ですか」って聞き返すと思います。

とりあえず韓国生活を満喫しながら韓国語を勉強したいなら、新村、弘大エリアにある語学堂がいいかもしれませんし、韓国国内での就職や進学を考えているなら、SKY(ソウル、延世、高麗大)が候補にあがります。

この目的に限りなく近い語学堂を選べば失敗する可能性は低くなります。ゼロにはなりません。いくら周りがいいと言っても、周りの評価基準と自分の評価基準は異なりますからね

結局、どこの語学堂も学生全員を満足させることはできないわけですよ。学校に限らず、全ての人が受け入れることができるもの(宗教、思想、民主主義.etc)は現状、どこにも存在しないわけですから。

その点、留学目的があれば何処の語学堂に入っても、最後までやり切れるモチベーションになります。留学目的というと大げさに聞こえるかもしれませんが、要は「なんで留学したいの」という質問に対する答えです。これがないと途中で自分を見失ってしまいがちです。

留学の目的はほんと人それぞれです。私の場合、研究分野が朝鮮半島だったからというのが一番の理由です。

もし、語学堂選びで悩んでいるのであれば、もう少し軽く考えてみてもいいと思いますよ。それよりもあなたの留学目的を一度、確認してみてはどうでしょうか。

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語学勉強の最大の敵、それはモチベーションだと思います。

そしてモチベーションが続かない理由として、語学勉強だと一人で勉強してもつまらないときってありませんか

留学時代、スタバで友達と2時間でも3時間でも韓国語で会話ばかりしていたのですが、細かい文法や難しい表現ができなくても、韓国人と韓国語でコミュニケーションすることで、どんどん耳が聞こえるようになり、少しは上達したなと実感することができました。

もし韓国語の会話からしっかり練習するなら、日本語もできる韓国人ネイティブに教わるのが一番の早道です。

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oshim

神戸近辺在住。大学院卒→韓国で研究員→日本語教師→コロナ前に帰国してから日本で会社員×副業でコーチングしています。専門はコンテンツビジネス、オンライン・オートメーションの仕組みづくり。

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