コンテンツビジネスの始め方のステップ3は実装です。
このステップの目的はシンプルに課題を解決することになります。
このステップを通じて
- コンテンツビジネスに必要な開発、機材、マニュアルなどのノウハウが身につく
ということを目指していきます。
WHY
ここで少しおさらいをしておきましょう。
STEP1の企画では、コンテンツビジネスを導入するにあたり、まずは「誰のどんな悩みを解決するサービスなのか」を書き出すということを実践してきました。
そしてSTEP2の設計では、実際にどのようなページを作るのか、どのようなコンテンツを用意するのかといった商品・サービスの言語化や実装する手順、設計図を作ってきました。
最後にSTEP3では、準備した設計図にしたがってコンテンツの開発・実装をしていきます。
簡単な流れ
- 企画〜課題の抽出と課題解決に必要な情報の整理
- 設計〜課題の言語化と課題解決のためのフローや実装に必要な機能の洗い出し
- 実装〜課題を解決するためのコンテンツの開発
ここまで企画、設計という一見面倒な手順が存在する理由は、いきなりコンテンツを作り始めても上手く行かないというのもありますが、それ以上に見込み客不在の独りよがりなコンテンツを制作してしまうリスクを減らすためでもありました。
コーチング・カウンセリングビジネスは、言うまでもなくクライアントの悩みや目標に対して向き合うお仕事ですが、一体何に対して報酬をいただいているのか。当然クライアントは悩みが解決されることや自己実現のサポートに対してお金を支払っています。
にもかかわらず、空想や思いつきでコンテンツを作ってしまうのであれば、ただの自己満足でしかありません。
ここでお伝えしたいことは唯一つ。オンラインであれオフラインであれ提供される商品・サービスというのは、クライアントにとって最善である必要があるということです。
オンラインコンテンツというのは提供される形であり道具です。いくら優れた道具であっても実際に使われなければ何の意味もありません。
今までの工程を通じて、見込み客がどんな悩みを抱えていて、どうすれば解決するのかを人一倍考えてこられたと思います。それらをオンラインコンテンツとして形にしていきましょう。
ポイント
- 企画〜設計なしにいきなり実装するのは悪手。
- 実装の目的はクライアントの悩みを解決すること。
- そのための手段が提供する商品やサービス。
見込み客の頭の中
今回も仮想となる見込み客から見ていきましょう!
「企画、設計、実装」の中で一番時間がかかるのは実装です。それゆえ途中で手が止まってしまったり、場合によっては新たに知識や技術の習得が必要になったりすることもあります。
とはいえ完璧主義に陥る必要はありません。まずは7割完成を目標にしていきましょう。
これは手を抜いてコンテンツを作ろうという意味ではなく、全体の7割が完成したらテストリリースをしてみて見込み客、できれば既存クライアントからの反応を確かめることが大事だということです。
その前提で実際にどのように実装していくのかを見ていきます。
実装の3要素
まずコンテンツビジネスを成功させる鍵となるのがコア・バリュー。企業によっては、ミッションと呼ばれたり、理念と呼ばれたりしますが、ここでは”あなたの人生を突き動かしている根源的な価値”と定義しておきます。
「一言でいうとあなたのコーチング・カウンセリングビジネスは何のために行われているのか」「なぜそのビジネスなのか」に対する答えがコア・バリューになることがほとんどです。
そのコア・バリューに基づいて、以下の3つの要素について考えていきましょう。
- カリキュラム
- リソース
- サポート
カリキュラム
カリキュラムを制作する上で抑えておきたいポイントは大きく4つあります。
- 難易度・・・・初心者向け、中級者向けなど対象となる人は?
- 目的・・・・・何を学ぶためのコンテンツなのか?
- コース概要・・コースの内容と得られる結果は?
- コース名・・・ノウハウ系であれば「〇〇する方法」
①難易度:基礎 or 応用 | ②目的:コンテンツのオンライン化 |
③コース概要
| ④コース名
|
チェックリスト
- カリキュラムの難易度を決める。
- カリキュラムの目的を決める。
- カリキュラムで学ぶことができる内容を決める。
- カリキュラムを通じて得られる結果を決める。
- その結果を得るために日々取り組まなければならない課題について決める。
- カリキュラムを構成するコースを決める。
- カリキュラムの提供形態(ebook, email, video)について決める。
- 基礎コース、応用コースなど体系的に学ぶことができる構成を考える。
- ワード、グーグルドキュメントでカリキュラムのスクリプト(台本)を作成する。
リソース
次に必要なリソースについて書き出してみます。実装においてほとんどの場合、動画編集ソフトやコンデンサーマイクなどの機材が必要になってきます。
特に動画・音声コンテンツを検討している場合、アイファン付属のイヤホンマイクやピンマイクなどで録音することはおすすめしません。
特にこだわりがなければ、Blue社が販売しているUSBマイクの「snow ball」シリーズをおすすめします。PCに接続するだけでクリアな音声が収録できるので私も愛用しています。
また完成したコンテンツを公開するためのホームページやランディングページ、見込み客リストを管理するためのメルマガ配信スタンドなども準備する必要があります。
まずはUdemyから始めることをおすすめしますが、販売から顧客管理まで完結型の自社オンラインスクールを導入するのであれば、英語圏で人気の「Teachable」が使いやすくおすすめです。
今回は全体像を把握することを優先にしているので、オンラインスクールの詳細については別途記事にて解説予定です。
チェックリスト
- 動画編集ソフトを準備する(Adobe Premiere Pro, ScreenFlow, Camtasiaなど)
- 音声収録のためのマイクを購入する
- カリキュラムの作録音・録画、編集時間を捻出する
- 自宅での動画収録が難しい場合、撮影できる場所を見つける
- ノウハウ型のコンテンツの場合、マニュアルを制作する
- 契約していない場合、メルマガ配信スタンドを契約する
- コンテンツを販売する媒体を決める(おすすめはUdemy)
- コンテンツを販売するためのセールスページを書く。
サポート
最後にサポートの範囲を決めておきましょう。
メール相談の場合、何曜日の何時から何時までなのか。電話やチャット相談の場合など、細かく決めておかないと後で後悔します。(夜中の1時にクライアントからの電話に出たくないですよね)
サポートの範囲を広ければもちろん手厚くなりますが、クライアントの数が増えれば増えるほど忙しさも倍増してしまいます。
個人的に相談や質問の対応は、チャットアプリのグループ機能を使って全員が見られるようにしています。というのも、類似した質問が多いので、過去のQAまで遡って見られる方がいいと思ったからです。
この辺りについては正解があるわけではなく、好みの問題だと思います。チェックリストには、取り急ぎ決めておいた方がいいものを列挙しておきます。
チェックリスト
- メール相談、電話相談などサポートを含めるかどうかを決める。
- 上記サポート可能な時間を決める。例_平日10:00~18:00
- サポートの形態を決める。(メール、電話、グループチャット)
- サポート可能な内容を決める。(カリキュラム外の質問はNG等)
- 対面セッションも行う場合、「月〇〇回まで」「1セッション△時間」など時間と回数を決める。
以上になります。
実装の内容は多岐に渡るため一つずつ着実に終わらせることが大事です。
まずは一つのコースを作ってみることを目標に頑張ってみましょう!
STEP4のご案内
さて今回紹介するコンテツビジネスの始め方は以上になりますが、最後にお知らせがあります。
ここで紹介したノウハウを最速最短で実践するためのSTEP4の案内です。
STEP1の企画からSTEP3の実装までを私と1on1で確認しながら、一緒にコンテンツビジネスを作り上げていきませんか?
このSTEP4では特に
- コンテンツのオンライン化
- コンテンツビジネスで必須となるシステムのオートメーション導入
を通じて、労働集約型ビジネスモデルから収入のオンライン・オートメーションビジネスへのモデルチェンジをサポートさせていただきます。
現在サポートの準備中です。興味関心のある方は下記メールフォームよりお問い合わせください。追って連絡させていただきます。