海外留学

【決定版】初めての韓国での語学留学に関するまとめ〜渡航前から渡航後

以前の記事にも書きましたが、私は2008年に韓国で短期留学をして以来、ほぼ1年に一度のペースで語学留学をしてきました。

当時はなんとなく外界での刺激を求め、欧米への留学に比べると、学費も安い韓国での語学留学にどっぷり浸かっていたのですが、私のようなリピーターが多いのも韓国語学留学の特徴なのかもしれません。

留学の目的は人それぞれですが、どうせ留学するならそれなりの成果を得て日本に帰りたいもの。ただの「遊び」であれば旅行でも十分なわけで、せっかく「留学」するのであれば「あの時、留学にいってよかった」と思えるようにしたいですよね。

そこで韓国での語学留学を検討している人のために、留学生視点で必要な内容を整理し、公開することにしました。

これから渡韓しようと思っている方、将来的に語学留学を検討している方、現在進行形で留学準備している方を含め、参考にしていただけると嬉しいです。

目次

留学のための情報収集(渡航1年以上前)

留学の流れ

韓国での語学留学は1週間からの短期コースと、1学期3ヶ月からなる長期コースという大きく2つに分かれています。

開講時期はどこも似たり寄ったりですが、微妙に違っていたりするので学校のホームページを参照にしながら調べておきましょう。

下の記事で韓国で留学するまでの簡単な流れを整理しているので、参考にしてみてください。

留学予算・地域・学費など

私が語学留学していた頃に比べると、学費は年々、値上がりしているようです。(久しぶりに学校のホームページに入ってみて驚きました)

基本的に物価の高いソウル市内の語学堂は学費が高く、地方にいけば安くなります。授業の質=学費というわけではありませんが、やはり歴史と実績のある語学堂はソウルに集中しているので、初めての韓国留学ではソウルにある語学堂を個人的にはオススメします。

おおよそ学費がどのくらいかかるのか、ソウルと地方にある語学堂をまとめてみた下記記事も参考にしてみてください。

留学前の事前準備(渡航6〜1ヶ月前)

語学堂について

韓国では外国人を対象とした大学付属の韓国語学習施設のことを語学堂(어학당)と呼びます。民間学校の場合、語学学校、もしくは語学院(어학원)と読んだりします。

語学堂の多くはソウルに集中していますが、最近では地方の大学も語学堂を設立するなど、韓国語学習に力を入れています。

それぞれの語学堂の特徴や感想などについては下の記事を参考にしてみてください。

語学堂の選び方について

韓国へ留学する前によく考えよう|語学堂選びに失敗しない方法

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韓国外国語大学の語学堂について

韓国の語学堂はどこがオススメ?私が通った韓国外国語大学を紹介

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ソウル大学語学堂について

ソウル大学の語学堂に通ってみた感想と雰囲気について

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留学説明会・カウンセリングについて

留学に関する情報収集をしながら、不明な点や気になる点などがでてくると思います。そんな時は、留学説明会や留学カウンセリングを受けにいくことをオススメします。

今の時代、ネットで様々な情報を集めることができるので、中には「カウンセリングいらなくね」と考える人もいると思いますが、ネットで出回ってる情報は、古かったり、信ぴょう性が薄い情報も少なからず存在します。

留学カウンセリングを受ける前のポイントについて興味のある方は下の記事もチェックしておいてください。

ビザの申請について

韓国で90日以上滞在する場合、必ずビザを申請する必要があります。3週間の短期コースや1学期のみ通うという場合にはビザの申請はいりません。

ビザの種類はたくさんありますが、韓国で語学留学する場合、D-4ビザ(一般研修ビザ)、もしくはH-1ビザ(ワーキングホリデービザ)を申請する必要があります。

ビザ申請を代行してくれる語学堂やエージェントもありますが、それほど複雑ではないので自分一人でも十分にできると思います。

下記、記事でまとめていますので参考にしてみてください。

D-4ビザを申請する方法

韓国の語学堂で短期留学|D-4ビザを一人で申請する方法

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ノービザから現地でD-4ビザに切り替える方法

ワーキングホリデービザの申請方法

韓国のワーホリビザ(H-1)申請方法と活動計画書の書き方

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電子辞書

留学のお供といえば電子辞書。ところが、最近の留学生はスマホのアプリを使う人が増えましたね。

個人的には簡単に調べたい時にはスマホ、宿題やレポートの作成には電子辞書というように使い分けていました。

さすがに辞書なしだと学校生活が大変だと思うので、渡航前に準備しておきましょう。

留学で必要な持ち物

留学で必要になるもの、個人的に持っていった方がいいものをまとめています。

留学生活

韓国語の勉強

留学生活がスタートすれば、平日の午前もしくは午後は語学堂でひたすら韓国語の勉強です。2学期以上通う方は、期末試験に合格しないと進級できないので、日々の予習・復習は大事です。

あと、もし1年(4学期)留学するのでれば、ぜひTOPIK(韓国語能力試験)に挑戦してみることをオススメします。

のちに韓国でアルバイトや仕事をするという時に少しは役に立ちますし、韓国留学の成果を残すという意味でも取っておきたい資格ではないでしょうか。

【改編】韓国語能力試験(TOPIKⅠⅡ)の勉強法とテキストの紹介

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TOPIKⅡの勉強法で大事なのはやっぱり作文対策(書取り)

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アルバイト

ワーホリ渡航の場合、学校に通う必要がないので、アルバイト探しは比較的簡単にできますが、D-4ビザの場合ですと、限られた時間でしかアルバイトができません。

アルバイトの探し方は、語学堂の掲示板、他の日本人からの紹介、ネット上の求人情報など、いろいろありますが、共通していえることは時給の安さ・・・

昔、朝9時から夜7時までフルバイトをしていましたが、時給はなんと5,500ウォン。。現在の最低賃金は6000ウォン台になりましたが、それでも日本と比べるとどうしても割に合わないと感じてしまいます。

したがって、アルバイトの収入を前提にした留学渡航計画はやめておいた方がいいです。金欠で泣く泣く帰国を余儀なくされかねませんから。

韓国の交通事情

日本に比べると、地下鉄やバスの料金はとても安いです。

はじめの頃は地下鉄に乗って移動することが多いと思いますが、慣れてきたらバスにも乗って移動してみましょう。目的地によっては地下鉄より早く移動できることもあります。

また語学堂から離れたところに住んでいて、かつ地下鉄での通学という場合には、定期券の購入をオススメします。韓国人にもあまり知られていない定期券の存在なのですが、けっこう交通費を節約することができますよ!

韓国で地下鉄の定期券を活用し交通費を節約する方法

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留学後のキャリアについて考える

留学から帰国すると、また韓国に行きたくなる。元留学生であればそんな経験がありませんか。逆に長くいすぎると、日本に帰りたくなるのですが、、

ともあれ私のように旅行やワーホリなどを経て、そのまま移住してしまったという方もいると思います。そうじゃなくても、韓国語を活かした仕事に就きたいと考える人も多いのではないでしょうか。

もし日本ではなく韓国で仕事がしたいというのであれば、日本語教師を目指すという方法もありますが、韓国の一般企業での就職となると、ハードルがものすごく高くなります。

韓国で働きたい人必見!就職・仕事は日本語教師から始めるべき理由

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留学後、どうなるのかはその人しだいです。ふつうに語学堂に通えば韓国語は上達しますし、友人・知人の輪も広がっていくでしょう。そして、そこで身につけたものを帰国してから活かすも、活かさないもその人しだいです。

そのために留学前の準備から留学後のキャリアについて考えておくのは大事です。でも、ほとんどの人が行き当たりばったりでの留学ライフを楽しんでいると思います。(僕もそのうちの一人でした)

海外帰国後の転職術〜経歴なし専門スキルがない場合の戦い方

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最後に、私個人の感想を書かせてもらいますと、韓国の語学留学での一番の収穫は、自分の道は自分で選ぶことができるようになったという何ら変哲もないことです。

留学以前の私は典型的な優柔不断な人間で、学校選びから家探しまで何か決めるということに対し躊躇していました。「失敗したくない」という思いが強かったからだと思います。

海外で働くことも以前の私であればできなかった決断かもしれません。なんとなく海外で働きたいなと思ったことはありますが、いざそれを実行するとなると、解決しなければならない問題の方にばかり目がいってしまいます。

こうした問題やリスクを乗り越えて自分がどれだけ成長できるのか。今、私はこの点をフォーカスしています。

何はともあれまずはしっかりと情報を集め、準備することが大切です。今後も随時、内容を追記していきます。

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oshim

神戸近辺在住。大学院卒→韓国で研究員→日本語教師→コロナ前に帰国してから日本で会社員×副業でコーチングしています。専門はコンテンツビジネス、オンライン・オートメーションの仕組みづくり。

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