海外留学

韓国留学エージェント選びで意識したい3つのポイント

韓国の語学堂で留学する場合、留学エージェントを介して入学手続きする人が多いですが、学校と直接、手続きすることもできます。

両者とも長所・短所がありますが、ここでは留学エージェントに手続きを代行してもらうことを前提に話を進めていきます。

おそらく誰もが最初に「一体どこのエージェントに頼めばいんだ・・」と思うのではないでしょうか。

私も一番最初に留学したとき、エージェントにお願いしたのですが、カウンセラーの方が幸い仕事ができる方で、あっちでトラブルに見舞われた時も対応が早くて助かりました。

実は留学エージェントと一概にいっても、取り扱う業務は多様で、たとえば

  • カウンセリング
  • 入学手続き(国際送金、書類郵送、学校との電話・メールでのやり取り)
  • 宿泊先・航空便の手配
  • 保険、ケータイレンタル、空港ピックアップ.etc..

他にもありますが、私たち留学生に関係ありそうなのは上の4つです。

基本的に留学エージェント選びのポイントは、上の4つのうち私に必要なサービスが何なのかを決めておくことです。

実際の私の韓国留学体験をもとに順に説明していきたいと思います。

はじめての韓国短期留学

大学の春休みを利用して、3週間の短期コースに通いましたが、その時、エージェントを介して入学手続きをしてもらいました。

この時は、韓国語も全くできず、どんな学校があるのかも把握していない状況です。優先条件としては、

  • 春休みの短期コースを開講している学校
  • なるべく学費が安いところ

この2項目を入力して資料請求しました。すると、土曜日のお昼頃、早速連絡が入り、電話で簡単に相談した後、事務所でカウンセリングを受けることにしました。

カウンセリングにおいて私が得られた情報としては、

  • 入学料金は正式に入学手続きを開始する際に必要。
  • 授業料の振込みは今すぐじゃなくてもよい。

実はその当時、私は留学するためには今すぐ授業料を振り込む必要があるのかと思い、カウンセリングを受けながら内心ビクビクしてたんですよね(笑)

当時は大学の近くで一人暮らし、夜にアルバイトをしていましたが、貯金はあまりなかったので、その辺のことを打ち明けると、、「全然大丈夫やで^^」と振込日の説明を受け安心しました。

そこでは私は、

  • カウンセリング
  • 入学手続き(国際送金、郵送、学校とのメールでのやり取り)
  • 宿泊先の手配
  • 留学生保険、航空券、その他

これらをお願いすることにしました。学費、宿泊費、手数料などを含め14-5万ほどかかったと思います。(当時は円安でレートがよくありませんでした)

その他にも学校から必要書類が届かず困っていた時や、航空券の変更など、エージェントにお願いできたので、余計なストレスなく留学することができました。

2度目の長期留学(3ヶ月)

短期コースを終え、翌年に今度は長期コースに挑戦することにしました。卒論の執筆準備が目的でしたが、ちょうど空前の円高ということもあり、長期コースに申し込むことにしました。

前回、お世話になったエージェントにお願いしましたが、今度は

  • 入学手続き
  • 宿泊先の手配

この2つだけをお願いしました。

まず、日程的に通える学校が一つしかなかったのでカウンセリングの必要はありませんでしたし、航空券や保険も自分でやった方が安上がりになるということに気づいたからです。

実は入学手続きも自分で手配しようと思ったのですが、当時の語学堂のホームページがものすごくわかりにくく、韓国語でやり取りするのも面倒だったので、宿泊先の手配と一緒にお願いすることにしました。

あまりはっきりと覚えていませんが、1学期の学費が、たしか日本円で10万くらいだったと思います。今では考えられませんけど・・

3回目以降の留学

3回目以降は留学手続きのみをお願いすることにしました。

もちろん、自分一人でも問題なくできるのですが、EMSでの郵送料や国際送金手数料などを考えると、留学手続きと国際送金だけをやってくれるエージェントにお願いすれば安上がりになるのではと思ったのが理由です。

連絡のやりとりは事務的なメールだけで、入学金と授業料だけ振り込めば、あとは勝手に手続きをしてくれ、後日、入学許可書が自宅に届けばそれで完了です。渡航2ヶ月前くらいでしたが、2週間ほどで留学手続きは全て終えることができました。

今までエージェントにお願いしていた宿泊先も韓国人の友人の力を借りることで契約できましたし、飛行機のチケットも安く購入でき、効率的に留学できたと思います。

留学エージェント選びのポイント

以上が私のケースになりますが、留学回数を重ねれば重ねるほど、どのようなサービスが自分に必要なのかが分かるようになるので、どの留学エージェントに依頼すればいいのかが簡単になります。

ところで、一番最初の留学の際には、何を望んでいるのか自分自身さえよく分かっていない状態であることが多いです。

そこで初めての韓国留学であれば、以下のようなポイントに注目しながら、慎重に留学エージェントを選ばれることをオススメします。

カウンセラーは信頼できるのか

たとえば、私の場合ですと、授業料の振込期限というささいなことも、カウンセリングを受ける過程で初めて知りましたし、宿泊施設の写真を見比べながら、宿舎の位置、学校からどのくらい離れているのか、周辺に何があるのか等、潜在的な疑問が浮かび上がってきました。

このような潜在的な欲求に気づかせ、解決してくれるカウンセラーはとても頼もしく思えます。

ですが反対に、語学堂の特徴や学生の声、授業料、カリキュラムなど、ネットでも十分に調べられることしか教えてくれないカウンセラーだと「本当に韓国留学について専門家なの、この人?」と内心不安に思ってしまいます。

仲介手数料はどのくらいかかるのか

次に仲介手数料についても確認しておきましょう。

これは各エージェントによって異なりますが、入学手続き代行手数料のほか、宿泊先手配、空港ピックアップなどをお願いすると仲介手数料をとられます。

近年、手数料無料という留学エージェント会社が見られるようになりましたが、韓国留学の場合、手数料無料という会社はあまり見られません。(おそらく語学堂からの紹介料だけではビジネスが成り立たないためだと思います)

ですので、利用する側としては、どこまでが無料で、どのサービスがどのくらいかかるのかはきちんと把握しておく必要があります。じゃないと、あとで見積もりを見たとき、「なんか思ったより高くね--;」となってしまいます。

どんな語学学校を紹介しているのか

留学エージェントによって、紹介している語学堂は違ってきます。これは提携契約を結んでいるか否かによるものです。

紹介している語学学校の数が多ければその分選択肢も増えますが、あまりにも多いとカウンセラーがその語学学校についてよく知らないという場合もあります。

もうひとつ、これはあくまで他国を取り扱っている留学エージェントの話ですが、実は語学学校からエージェントに支払われる紹介手数料(コミッション)は、同一ではありません。

たとえば、A学校を紹介しているB社とC社があるとすれば、B社に対しては20%、C社に対しては40%というように、のちに留学エージェントに支払われるコミッションは決まっています。

このビジネス形態は、携帯電話会社とその販売代理店の関係のようにいたって普通なのですが、問題なのが留学エージェント側がコミッションの高い学校をやけに勧めてくるといった場合です。(会社のマニュアルに優先して紹介すべき学校リストがあったりします)

以上の話はあくまで一般的な留学エージェントの事例です。国や地域によっては異なるかもしれません。もしカウンセラーがやけに特定の語学堂だけを紹介してくる場合、ご自身の希望に沿っていない学校である可能性があるので注意しましょう。

おわりに

結局、「どの留学エージェントがオススメなのか」については、人によって違います。(よほどの悪徳業者でない限り)どのエージェントも賛否両論わかれるものです。

もしどこの会社に頼もうか悩んでいるという方は「この会社は自分にどのような利益をもたらしてくれるのか」と問いかけてみてください。すると、今までとは違った視点でホームページや資料を見ることができるので、より冷静にエージェント選びができるようになると思います。

気になる学校があれば資料請求をしてみましょう。留学エージェントにお願いする場合、その時点で留学準備は始まっています。繰り返しになりますが、

  • カウンセリング
  • 入学手続き(国際送金、書類郵送、学校との電話・メールでのやり取り)
  • 宿泊先・航空便の手配
  • 保険、ケータイレンタル、空港ピックアップ.etc..

この中で私に必要なサービスが何かを決めた上で、留学エージェントを選ぶようにしましょう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

oshim

神戸近辺在住。大学院卒→韓国で研究員→日本語教師→コロナ前に帰国してから日本で会社員×副業でコーチングしています。専門はコンテンツビジネス、オンライン・オートメーションの仕組みづくり。

-海外留学
-

© 2023 BLOGNESS